先日、放送されたDoctor Who 第十話 ”Vincent and the Doctor”があまりにも感動的だったので感想。
今回のエピソードの脚本は「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」などで有名な脚本家リチャード・カーティスがゲストライターとして書いています。最近では「パイレーツ・ロック」がありましたね。Mr.ビーンの脚本も手がけてることには驚きました。
以下、ネタバレ
DWのエピソードにはたまに、実在の歴史上の人物が登場するのですが、今回登場するのは画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。
冒頭、ドクターはエイミーをパリのオルセー美術館に連れて行きます。二人がヴァン・ゴッホの絵画作品を眺めていると、「オーヴェルの教会」という作品の中に奇妙なモンスターが描かれているのに気付きます。
さて、この生き物は何?では、ヴァン・ゴッホが生きていた1890年にタイムスリップ!
1890年は正にヴァン・ゴッホの絵画そのものといった風景が広がる世界。そして、二人はヴィンセント・ヴァン・ゴッホに出会います。天才と言われる画家だけど、実際に生きていた時代は周りから変人扱い。頭の狂った男だと思われ、彼の絵画を評価する人は誰一人といませんでした。
ここで描かれているゴッホは何故かスコティッシュ。実際のゴッホはオランダ人なんだけれども逆にこれがいい味を出してました。同じスコティッシュで赤毛のエイミーと意気投合していました。
後々気付いたんだけど、スコットランド人って赤毛の人が多いんですね。(一応TARDISは翻訳機能が付いてるのでみんな英語しゃべるってことになってます)
全体的なストーリーとしては姿の見えないモンスターをやっつけるって話なんですが、唯一モンスターの姿を見ることが出来るのがゴッホという設定が良かったです。天才には普通の人と違う観点を持っているということでしょうか。見えない物が見えているという。
モンスターを倒すまではいつもの展開となんの変わりもなかったのですが、ラスト10分で誰もが予想もしない展開に。
ヴィンセントが自殺する数ヶ月前という設定だったので彼はモンスターを倒した後もどこか心に闇を抱えている様子。そこでなんと、ドクターはヴィンセントは2010年のオルセー美術館へと連れていくのです。自分の作品が飾られているのを見て非常に驚いている様子のヴィンセント。
そして、ヴィンセントの目の前でドクターは美術評論家にゴッホがどれだけ素晴らしいアーティストかを語らせます。
熱弁する評論家の話を聞きながらヴィンセントは涙ぐみます。(私もつい涙目に。。)
ドクター達がしたことは、どうにか彼にもっと生きてもらってより多くの作品を作ってもらいたかったのだと思います。ヴィンセントを元の時代に送り返した後、もしかしたら作品が増えているかもしれないと思い、エイミーは美術館へと急ぎます。しかし、歴史を変えることは非常に難しい事。新しい作品は見当たらず、やはり運命の日にヴィンセントは自ら命を絶ってしまったのです。しかし!かの有名な「ひまわり」の絵にメッセージが・・・”For Amy”
皮肉な事に天才と呼ばれる作家や画家は死んだ後にその作品が評価されることが少なくありません。ヴィンセントもそうだったのです。彼は自ら命を絶つ運命を選んでしまったのですが、本当にドクターが存在してこんなことしたらヴィンセントはどう思うんだろうかなんて思い込んじゃいました。
ちょっぴり悲しげに終わっちゃったんですが、最後の台詞
Amy: If we had got married, our kids would have had very, very red hair.
The Doctor: The ultimate ginger.
Amy: The ultimate “ginge”! Brighter than sunflowers.
で爽やかな気分に。
