またもや偶然に面白いドラマを見つけてしまったのでご紹介しようと思います。
舞台はブリストル、20代男女3人がルームシェアをして友情を深める物語・・・というのはありきたりな話。
実はこの三人、普通の人間じゃないのです。彼らの正体は吸血鬼と狼男と幽霊。こんな3人がいかに一般人として”普通”に生活出来るかというのが趣旨のお話。
[登場人物]
ミッチェル。(写真左)彼が第一次世界大戦中に吸血鬼に襲われ自分も吸血鬼になってしまう。不死身の体となってしまい100年生きている。以前は人の生き血を吸って生きてきたのだが、人を殺さないよう血を絶つことを決意。しかし、やはり吸血鬼。血に対する強烈な欲望と闘いながら生活をしている。
ジョージ。(写真中央)スコットランドでの休暇中、狼男に引っ掻かれて自らも狼男となる。満月の夜には変身してしまうため、人に迷惑のかからぬよう森の中で密かに変身している。
アニー。(写真右)不慮の事故で階段から転落して死んでしまう。生前彼女には婚約者がおり、以前一緒に生活していた家に取り憑いている。
以下ネタバレで行きます。(日本で知っている人もあまりいなそうなのでいいでしょう)
この物語で吸血鬼は噛まれた人が次々に人に移っていく模様。たいてい吸血鬼になった人は血を吸わないと生きていけない為、多くの人を犠牲にしてしまいます。吸血鬼のボスであるヘリックはミッチェルを吸血鬼にしてしまった張本人。彼は世界の人々を全員吸血鬼にしてしまおうという世界征服を企んでいます。でも、ミッチェルは本当にいい奴。そんなヘリックとは真っ向から争います。ミッチェルが最後に噛んだ女性ローレンも同じく吸血鬼となり、血に対する欲望で苦しむ運命となりますが、彼女をどうにか悪の道にいかないよう自分の血を吸わせたりします。
ジョージはミッチェルと同じ病院で働いていますが、同僚の看護婦ニーナと恋に落ちます。でも自分の秘密を言い出せずに思い悩むっていうのが主な所。
そしてアニーはどうして自分が死んだのかの疑問に思っています。生前心残りがあるために成仏出来ないでいるので、どうしたらその謎が解けるのかと試行錯誤。婚約者の事を忘れられない想いがこうさせているのかと思いきや実は・・・。
私は彼らは病院で働いているのだから輸血用の血を盗んでそれで生きていけばいいじゃないかと思ってました。人を殺すよりましだと。でもそんな簡単じゃないんですね。新鮮な血じゃないとダメらしいのです。
全体的にSeries 1を観ての感想ですが、3話に出て来るギルバートというキャラクターがめちゃくちゃ良かったです。彼は80年代に死んだ幽霊で80’s 音楽ファン。”Hang the DJ”とか”There is a light that never goes out”って台詞って絶対The Smithsの歌詞からだよね!?ドラマの中にもThe Smithsの”Girlfriend In A Coma”が使われていた。
後、5話に出て来る男の子。ミッチェルと仲良くなるんですが、とある事があって小児性愛者と間違われ住民や男の子の母親から嫌われるんです。男の子はミッチェルはそんな人じゃないと訴えるんですが、男の子に悲劇が・・・。最後切なかった。
私が見てて、3人の中ではやっぱり、ミッチェルが一番良いと思いました。一番年上(なんせ100歳)だけあって、苦悩も人一倍。見た目強面なのですが、観ているうちにすごく格好良く見えてきます。それにすごく良い人、優しさにグッと来ました。
そして最後のバトルシーン、やっぱり狼男は強い!そして意外なことにアニーも戦えるのに驚いた。吸血鬼吹っ飛ばしてたよね。
後、疑問な点。アニーが見える見えないの基準は人間には幽霊が見える見えない人がいる基準と同じ?それとこの物語で吸血鬼は、ジョージが身につけているユダヤ教の「ダビデの星」のペンダントを嫌います。(ジョージはユダヤ教です。)でもミッチェルはそれ見てもなんともないのです。なぜってジョージが聞いたら、ミッチェルがジョージに対して愛情があるからって言ってたような。。その辺がよく分からなかった。一般的に吸血鬼は十字架もこの手の六芒星も嫌うの?
それにしてもこのドラマ血を見るのが苦手な方にはおすすめ出来ません。私もグロいのは正直苦手。目を覆いたくなるシーンが幾度とありました。でもストーリーとしては非常に面白いです。ちなみにSeries 1はすごく中途半端。まだまだSeries 2に続きますよ。早く観たい!あと、Series 3も製作中だとか。興味ある方是非観てみてください。
にしても、オーウェンの奴ー!!(怒)あいつはSeries 2でもネックになりそうな予感。あいつを生かしておいたらいけないよ、アニー!!
以上、私の説明ですが、英語力あまりないので勘違いしてる点も多いと思うのでその所はご了承ください。
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